三浦市議会 2019-12-06
令和元年総務経済常任委員会(12月 6日)
委員長 出 口 眞 琴
副委員長 溝 川 幸 二
委員 石 渡 道 臣
寺 田 一 樹
長 島 満理子
小 林 直 樹
〇
出席説明員
副市長 星 野 拓 吉
政策部長 木 村 靖 彦
政策課長 矢尾板 昌 克
財政課長 齊 藤 正 史
財政グループリーダー 岩 井 正 徳
主査 土 屋 徹
総務部長 須 山 浩
人事課長 瀬戸山 剛 史
人事給与グループリーダー 三 橋 誠
収納強化担当課長 福 田 正 雄
収納グループリーダー 藤 田 博
防災課長 藤 田 健 二
防災グループリーダー 笠 小 正 幸
市民部長 惣 田 昭 浩
教育総務課長 増 井 直 樹
学校給食課長 武 田 健 二
図書館長 平 松 恭 輔
経済部長 大 西 太
水産担当部長 田 中 健 治
観光商工課長 新 倉 卓
農産課長 下 里 純 也
農産グループリーダー 蛭 田 静 江
水産課長兼
市場管理事務所長 安 藤 宜 尚
市場管理グループリーダー 稲 田 巡
主査 栁 澤 翼
土木課長 髙 橋 哲
廃棄物対策課長 鈴 木 佳 成
〇
陳情説明者
陳情第17号 柏 寿 郎 氏
〇
出席議会事務局職員
事務局長 新 倉 真 澄
議会総務課長 松 下 彰 夫
議事グループリーダー 長 島 ひろみ
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
午前10時53分開会
○
出口眞琴委員長 おはようございます。ただいまより
総務経済常任委員会を開会いたします。
本日、ご審査いただきます案件は、議案7件と新たに付託されました陳情1件、継続となっております陳情1件の以上9件でございます。
なお、審査の進め方につきましては、先に各議案の質疑を行い、質疑が全部終了後、討論・採決に入り、その後、陳情の順序で進めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
では、直ちに議案の審査に入ります。
議案第66号 三浦市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、議案第67号 三浦市
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例、議案第68号 三浦市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例及び議案第70号
三浦市議会議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の4件については、審査の都合上、一括議題といたします。
それでは、説明をお願いいたします。
○須山
浩総務部長 おはようございます。議案第66号 三浦市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、議案第67号 三浦市
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例、議案第68号 三浦市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例及び議案第70号
三浦市議会議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例につきまして、一括してご説明申し上げます。
提案の根拠、理由ですが、令和元年8月7日付で
人事院勧告が出されたことに伴い、本市職員の給与等、
会計年度任用職員の給与、特別職の職員及び議員の期末手当について、情勢適用の原則に基づき、社会一般の情勢に適用するよう措置を講ずるため、
人事院勧告に基づく
国家公務員の給与改定に準じて、関係する条例の一部改正を行うものです。
初めに、議案第66号 三浦市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。議案書は2ページとなります。
主な改正の内容につきましては、3点ございます。1点目は、
国家公務員の見直しを
本市給料表にスライドし、一般職の給料表を平成31年4月1日にさかのぼって平均で0.24%引き上げるものです。2点目は、
期末勤勉手当の支給月数を、一般職員は年間4.45月から0.05月引き上げ、4.50月とするものです。3点目は、令和2年度以降の住居手当の支給額を月額2万7,000円以内から月額2万8,000円以内に改めるものです。
次に、議案第67号 三浦市
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。議案書は6ページになります。
本条例の改正内容につきましては、三浦市
会計年度任用職員の給料表の水準を
本市一般職の給料表の改定に準じて引き上げを行うものです。
次に、議案第68号 三浦市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。議案書は8ページとなります。
本条例の改正内容につきましては、市長、副市長及び教育長の
期末手当支給月数を年間4.30月から0.05月引き上げ、年間4.35月とするものです。
次に、議案第70号
三浦市議会議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。議案書は10ページとなります。
本条例の改正内容につきましては、
期末手当支給月数を年間4.15月から0.05月引き上げ、年間4.20月とするものです。
よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。
○
出口眞琴委員長 説明は終わりました。これより4件の一括質疑に入ります。
個別の議案に関しましては、議案番号を言ってから質疑のほうをお願いいたします。
○
小林直樹委員 それぞれの議案なんですけれど、8月7日付の
人事院勧告がありまして、それに基づいて改正をするということです。例えば、三浦市職員については給料表、0.24%の引き上げ、
期末勤勉手当は0.05カ月の引き上げになるんですけれど、議案第66号、68号、70号で、それぞれ改正に当たっての影響額を教えていただけますか。
○
瀬戸山剛史人事課長 それでは、各議案ごとにお答えいたします。議案第66号、758万3,000円の影響額となっております。このうち、議案第68号にあります特別職の期末手当の上昇額、13万3,000円を含んでおります。
議案第68号につきましては、ただいま申し上げたとおり、13万3,000円の影響額となっております。
議案第70号、
議員報酬の期末手当の関係の影響額ですが、こちらにつきましては33万8,000円の影響額となっております。
○
小林直樹委員 いいです。
○
石渡道臣委員 議案第70号についてお聞きします。議員定数なんですけども、
議員定数削減、今、13人になっておりますけど、13人になったのは大体いつごろからなんでしょうか。
○
松下彰夫議会総務課長 平成27年5月からでございます。
○
石渡道臣委員 もう1点、私、勉強不足かもしれませんけども、三浦市では
政務調査費というのはございません。この
政務調査費がなくなったのがいつごろからなんですか。
○
松下彰夫議会総務課長 政務調査費でございますが、平成12年に制度化をされました。それから、平成24年度に改正がされまして
政務活動費と名称が変わったんですけれども、三浦市においては、この制度を条例化しておらない状況でございます。
○
石渡道臣委員 70号につきましてですけども、このように議員定数を13人にしたり、
政務調査費をなくしたり、いろいろ議会の中でも議員さんも皆努力しているわけです。そういうことにもかかわらず、今回、
議員報酬の値上げというのが出てきておりますので、せっかく議員定数を減らし、
政務調査費も減らして努力しているにもかかわらず上げるということは、やっぱり努力に反するものではないかと。そういうことがありまして、三浦市の財政難において、このたび
人事院勧告で、
議員報酬の値上げとありましたけど、合理的な理由は見出せないということで、70号については明日の三浦は反対したいと思っております。
議員報酬につきましては、神奈川県でも32市町村ございますけども、その中でも海老名とか伊勢原とか逗子、大和、三浦市に比べても人数が多い、人口が多い、そういうところも含めまして、三浦市は抜いて10番目についております。三浦市もよい方向に向かっているというのは聞いておりますけども、まだまだ財政が困窮しておりますので、ほかに大切な議案もございます。そういうわけで、議案第70号については反対するものといたします。
以上です。
○
寺田一樹委員 今回、
人事院勧告を受けてということで、ある程度、理解はさせてもらっています。ただ、議案第70号についてですけれども、今こうやって市内の経済の状況を鑑みてみますと、まだまだ景気、上向いていないという感じをしているところでありますので、そういった中で我々議員の報酬をちょっと引き上げるという部分については、市民感情的に受け入れられないところがあると考えていますので、議案第70号については反対をさせていただきます。
○
出口眞琴委員長 他に。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で議案第66号から議案第68号及び議案第70号の質疑を打ち切ります。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
○
出口眞琴委員長 次に、議案第71号 三浦市
債権管理条例の一部を改正する条例を議題といたします。
説明をお願いいたします。
○須山
浩総務部長 議案第71号 三浦市
債権管理条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。議案書は11ページとなります。
提案の理由ですが、民法の一部を改正する法律が令和2年4月1日から施行され、民法第404条に規定されている法定利率が見直されます。三浦市
債権管理条例においては、市の債権のうち非
強制徴収公債権及び私債権の延滞金の計算に係る割合として、改正前の民法の法定利率である5%を規定しておりますが、改正後の法定利率である3%とする条例の改正を行うものです。
また、民法の法定利率は令和2年4月1日以降、年3%となり、3年ごとに見直される変動制が導入されます。これに対応するため、非
強制徴収公債権及び私債権の延滞金の計算に係る割合について年5%と規定している条文を、移行期日の翌日における民法第404条に規定する法定利率とする改正を行います。
施行期日は、令和2年4月1日です。
なお、令和2年3月30日までに履行期限が到来した市の債権の延滞金については、改正前の割合を乗じて計算する経過措置を設けます。
よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。
○
出口眞琴委員長 説明は終わりました。これより質疑に入ります。
○
寺田一樹委員 非
強制徴収公債権、あと私債権というふうにありますけども、具体的にどういったものが当てはまるのか聞かせてもらっていいですか。
○
福田正雄収納強化担当課長 非
強制徴収公債権につきましては、例えば、
し尿処理手数料ですとか
市場貸し事務室の使用料などがそれに当たります。また、私債権につきましては、
奨学貸付金ですとか市営住宅の家賃などがそれに当たります。
○
寺田一樹委員 それで今回、延滞金の部分について5%から3%ということになるわけですけども、それこそ非
強制徴収公債権だ、私債権だというのは、その時々で変動するものがあると思われますけども、例えば延滞金、5%から3%になった場合、昨年度の決算でもいいですけども、影響額ってどれぐらいあるか。
○
福田正雄収納強化担当課長 昨年度の実績から見ますと、5%で計算した延滞金が合計1万2,300円の収入でした。これが仮に3%であったのならば7,300円となりますので、影響の額は5,000円というふうになります。
○
寺田一樹委員 こうやって、例えば昨年度で7,300円延滞金を徴収したということになると思います。ということは、やっぱりそれなりに滞納もあって、それに伴う延滞金が発生したということだと思うんですけど、その辺の滞納についての取り組みについて聞かせてもらっていいですか。
○
福田正雄収納強化担当課長 これにつきましては、各
債権担当所管課のほうで債権を管理して、徴収などを行っています。それぞれの課が独自に行っているところではありますが、庁内全体で
債権管理調整会議という会議を設けております。これが、この
債権管理条例の中に位置づけられておりますが、この会議の中で、各
所管課ごとの対応を確認、情報交換することで新たな
取り組み方法などを皆で検討しながら進めているところであります。
○
寺田一樹委員 延滞金が発生しないのが一番いいと思っていますので、その辺も意識しながら取り組んでいただければと思いますので、お願いします。
○
出口眞琴委員長 他に。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で議案第71号の質疑を打ち切ります。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
○
出口眞琴委員長 次に、議案第74号 令和元年度三浦市
一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。説明をお願いいたします。
○
木村靖彦政策部長 それでは、議案第74号 令和元年度三浦市
一般会計補正予算(第3号)につきましてご説明申し上げます。議案書17ページとなります。
第1条、
歳入歳出予算の補正です。本補正は歳入歳出それぞれ3億3,623万円を追加し、
歳入歳出予算の総額を198億1,859万4,000円とするものであります。
次に、第2条、第3条、第4条につきましては、21ページをごらんください。第2表
繰越明許費です。
農業用施設災害復旧事業、
漁港災害復旧事業の2件につきまして、翌年度に繰り越して使用できる経費を設定するものであります。
次に、第3表
債務負担行為補正です。
図書館システム利用料、図書館システム運用機器借上料の2件につきまして、期間及び限度額を変更するものであります。
次に、第4表
地方債補正です。
臨時財政対策債につきまして、限度額を5億7,185万円に変更するものであります。
それでは、
歳入歳出予算の補正内容につきまして、
一般会計補正予算(第3号)に関する説明書によりご説明申し上げます。説明書の4ページ、5ページをお開き願います。
まず、歳入です。
地方特例交付金301万7,000円の追加は、交付額の算定結果に基づくものであります。
地方交付税244万2,000円の減額は、
普通交付税の算定結果に基づくものであります。
次に、
国庫支出金2,359万6,000円の追加は、
民生費国庫負担金として
障害者自立支援給付費等負担金857万1,000円の追加、
更生医療費負担金523万2,000円の追加、
障害児施設措置費(給付費等)負担金300万5,000円の追加、
療養介護医療費負担金16万8,000円の追加、
民生費国庫補助金として
地域生活支援事業費補助金152万4,000円の減額、子ども・
子育て支援事業費補助金101万5,000円の追加、
衛生費国庫補助金として
災害等廃棄物処理事業費補助金712万9,000円の追加を計上するものであります。
次に、県支出金1億3,788万7,000円の追加は、
民生費県負担金として
障害者自立支援給付費等負担金428万5,000円の追加、
更生医療費負担金261万6,000円の追加、
障害児施設措置費(給付費等)負担金150万3,000円の追加、
療養介護医療費負担金8万4,000円の追加、
民生費県補助金として
地域生活支援事業費補助金76万1,000円の減額、
小児医療費補助金107万6,000円の追加、
農林水産業費県補助金として
被災農業者支援事業補助金1億2,935万3,000円の追加。6ページ、7ページに移ります。
総務費委託金として
経済センサス交付金1万4,000円の減額、
全国家計簿構造調査交付金25万5,000円の減額を計上するものであります。
次に、寄附金2,551万7,000円の追加は、
総務寄附金として
総務管理費寄附金2,369万6,000円の追加、
民生寄附金として
社会福祉費寄附金182万1,000円の追加を計上するものであります。
次に、繰入金792万9,000円の追加は、
財政調整基金繰入金を計上するものであります。
次に、繰越金1億5,655万8,000円の追加は、前年度繰越金を計上するものであります。
次に、諸収入374万2,000円の追加は、雑入として
広域連合派遣職員人件費相当額271万4,000円の減額、南三陸町
派遣職員人件費相当額21万8,000円の減額、
資源物売却金9万1,000円の追加、
建物総合損害共済災害共済金658万3,000円の追加を計上するものであります。
次に、市債1,957万4,000円の減額は、
臨時財政対策債の減額を計上するものであります。
8ページ、9ページをお開き願います。次は歳出です。
今回の補正では、人件費の補正をしております。内容は、職員の異動及び
人事院勧告に基づく
プラス勧告に伴う給料、
職員手当等、共済費の増減など、総額612万1,000円の追加を計上するものであります。
議会費324万8,000円の追加は、
職員人件費で290万9,000円を追加するほか、
市議会議員人件費33万9,000円の追加を計上するものであります。
次に、総務費1億185万9,000円の追加は、
職員人件費で5,621万8,000円を追加するほか、
一般管理費として
人事一般管理事業1,209万8,000円の追加、
財政管理費として
基金管理事業868万9,000円の追加、
ふるさと納税活性化事業1,500万7,000円の追加、諸費として
諸費予算管理事業770万9,000円の追加、徴収費として
市税還付金事業238万2,000円の追加。10ページ、11ページに移りまして、諸
統計調査費として全国家計
構造調査事業24万8,000円の減額、
経済センサス事業4,000円の追加を計上するものであります。
次に、民生費3,470万円の追加は、12ページ、13ページに移りまして、
職員人件費で626万9,000円を減額するほか、
社会福祉総務費として
社会福祉総務一般管理事業182万1,000円の追加、
障害福祉費として
更生医療等給付事業1,047万1,000円の追加、
障害者自立支援給付等事業1,995万4,000円の追加、
障害福祉一般管理事業5万5,000円の追加、
福祉医療費として
小児医療費助成事業(県補助分)215万2,000円の追加、
小児医療費助成事業(市単独分)621万円の追加、
国民健康保険事業費として
国民健康保険事業特別会計繰出金65万1,000円の減額、
介護保険事業費として
介護保険事業特別会計繰出金37万円の追加、
後期高齢者医療事業費として
後期高齢者医療事業特別会計繰出金4万3,000円の減額。14ページ、15ページに移りまして、
児童育成費として
民間保育所振興事業(市単独分)63万円の追加を計上するものであります。
次に、衛生費620万4,000円の追加は、
職員人件費で796万2,000円を減額するほか、
塵芥処理費として、
ごみ減量化再
資源化推進事業1,416万6,000円の追加を計上するものであります。
次に、
農林水産業費1億8,037万円の追加は、16ページ、17ページに移りまして、
職員人件費で769万2,000円を減額するほか、
農業振興費として
被災農業者支援事業1億8,109万5,000円の追加、
市場事業費として
市場事業特別会計繰出金696万7,000円の追加を計上するものであります。
次に、商工費1,140万4,000円の減額は、
職員人件費の減額を計上するものです。
次に、土木費697万7,000円の減額は、18ページ、19ページに移りまして、
職員人件費で563万1,000円を減額するほか、
公共下水道事業費として
公共下水道事業特別会計繰出金288万円の減額、
公共下水道事業特別会計繰出金(基準外)150万2,000円の追加、
住宅管理費として
子育て賃貸住宅等整備事業3万2,000円の追加を計上するものであります。
次に、消防費564万8,000円の減額は、20ページ、21ページに移りまして、
職員人件費で680万1,000円を減額するほか、
災害対策費として
災害対策災害資機材整備事業115万3,000円の追加を計上するものであります。
次に、教育費763万3,000円の減額は、
職員人件費で724万7,000円を減額するほか、
学校管理費として
小学校義務教育施設維持管理事業13万5,000円の追加、
中学校義務教育施設維持管理事業9万1,000円の追加。22ページ、23ページに移りまして、図書館費として
図書館運営管理事業61万2,000円の減額を計上するものであります。
次に、
災害復旧費4,213万9,000円の追加は、
農業用施設災害復旧事業657万8,000円の追加、
漁港災害復旧事業876万9,000円の追加、
道路橋りょう災害復旧事業339万円の追加、
河川災害復旧事業47万3,000円の追加。24ページ、25ページに移りまして、
都市施設災害復旧事業135万5,000円の追加、
公立学校施設災害復旧事業30万円の追加、
公共施設災害復旧事業2,059万6,000円の追加、
公共施設災害復旧費職員人件費67万8,000円の追加を計上するものであります。
次に、公債費62万8,000円の減額は、
公債費元金償還事業(一般)54万6,000円の追加、
公債費利子償還事業(一般)117万4,000円の減額を計上するものであります。
以下、26ページから28ページまでは
給与費明細書、29ページは
債務負担行為に関する説明書、30ページは地方債に関する説明書であります。
以上で説明を終わります。よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。
○
出口眞琴委員長 説明は終わりました。これより質疑に入ります。
○長島満理子委員 よろしくお願いします。説明書の17ページについてなんですけれども、農業振興事業の
被災農業者支援事業についてお願いします。今回の台風の影響による補正だと思うんですけれども、農業被害はどのような状況なのか、ご説明お願いします。
○下里純也農産課長 9月の台風15号による農業被害の概略でございます。11月10日現在での集計で、被害件数が191件、被害金額が、端数を丸めて2億5,870万8,000円となっております。
○長島満理子委員 それで、被害が2億円あったんですけれども、それに対しての補助対象というのはどのような形なんでしょう。
○下里純也農産課長 今回、被害を受けました農業用施設、こちらはビニールハウスやパイプハウス、育苗ハウス等のハウス類、その他、農業用倉庫、農業用作業所、堆肥舎、こういったもの。台風により全壊――全部壊れてしまいました――もしくは一部損壊した農業用施設の復旧費用の一部を補助して、営農を再開する農業者への支援ということとなっております。
○長島満理子委員 補助の対象が、今の全壊や損壊とかいうお話だったんですけども、それを申請しての補助率というのもあると思うんですけれども、ご説明お願いします。
○下里純也農産課長 全壊建物の再建、一部損壊建物の修繕に係る補助率が、国が10分の3以内で、県・市ともに10分の2以内ということで、合計いたしますと補助金は10分の7以内となりまして、自己負担が10分の3を若干超えるというようなことになっております。
○長島満理子委員 今ご説明もあったんですけれども、今回いろいろ、新聞とかでもビニールハウスが被害に遭ったとかいうのも見たんですけれども、主にどんな被害の内容があったんでしょうか。
○下里純也農産課長 今、委員さんご指摘のとおり、ビニールハウス、パイプハウス、また、ちょっと強度の高い鉄骨ハウスなども被災しておりました。また、農業用の作業所、倉庫、堆肥舎、畜舎というようなものまで屋根が飛んだとか、作業場のシャッターが飛んでしまったとか外壁がはがれたとか、もしくは全壊してしまったというようなことの被害となっております。
○長島満理子委員 この被害に対しての補助の申請とかもあるんですけれども、この補助申請する条件とかもご説明をお願いします。
○下里純也農産課長 農業用作業所、倉庫、堆肥舎等は、建築基準法に基づきます建築確認が必要となっております。なので、建築確認をとっている、ちゃんと確認申請をとっているものが対象となりますので、建築確認をとらずに建ててしまったものが被災しても対象外となります。
あとは、補助の申請者は施設の所有者でなければならない。所有者と利用者が違う場合がございますが、利用者の申請ではだめだと、所有者の申請ということになります。
ビニールハウス、パイプハウス等のハウス類は、補助金により再建、修繕を行った場合、所有しているほかのハウス、例えば1棟だけだったらその1棟だけなんですが、複数、2棟、3棟と持っていた場合は、その2棟、3棟が被災していなくても、今度、園芸施設共済という保険制度、こちらに加入しなければならないということで、国のほうが今回、制度設計を行いました。また、この共済保険に入りますと、耐用年数というものが設けられます。こちらの期間中は、全て共済保険は加入を継続しなければならない。
また、ほかの用途へ、例えば、農業用倉庫として補助金を受けました、ビニールハウスとして補助金を受けたにもかかわらずハウスを倉庫として使ってしまうとか、作業場を居宅の用に供するもの、いわゆる離れと言われるようなもの、こういったものにしてしまうと補助金の返還が生ずるおそれがございます。
○長島満理子委員 今後の予定はどうなるんでしょうか。
○下里純也農産課長 この補正予算を可決していただいた後には、国・県の補助要領、補助要綱等の公表を待って、市のほうの要領、要綱を整備いたしまして、対象者全員に向けて説明会を行って、申請を受け付けるというような準備をしております。国・県のほうからの要領の公表予定が年内――12月いっぱいというふうに予定されておりますが、ただいま作業がおくれているというような状況を把握しております。よって、1月の中旬から下旬にかけて対象者の方をお呼びしての説明会を開催し、その後、申請を取りまとめた後、市が県のほうへ補助申請を上げ、実際は交付決定が年度内から令和2年度当初までかかってしまうのではないかというような予測でございますが、最終的には全ての修繕、再建等を行った後の精算払いという形になりますので、令和2年度以降の支払いというような予定でおります。
○長島満理子委員 最後に、申請するのに必要なものというのを、ご説明お願いします。
○下里純也農産課長 今、まだ様式等が確定しておりませんので、現在予定しているのが見積書ですね。やはり金額の根拠となるものが必要となりますので、見積書、もしくは事前の着工も許されておりますので、お支払いが終わっているところもございますので、そういった場合は請求書や領収書等を根拠書類として整えていただく必要がございます。
また、よくお耳にするかと思うんですが、罹災証明もしくは被災状況がわかる写真等の証明書類というものを用意していただくようにお願いしてあります。また、園芸施設共済、これはビニールハウス等なんですが、こちらに加入している場合は証書の写し。加入していなくてもこれは申請可能でございますので、補助申請書。
あと、県のほうで予定しているのが、事業計画書ですとか収支予算書というようなものを予定しているというふうに認識しておりますけども、まだ、これは正式な形でのものが出てきておりませんので、今後公表された段階で整理していきたいというふうに考えております。
○長島満理子委員 わかりました。今後の説明会とか、よろしくお願いいたします。
次に、21ページの
災害対策災害資機材整備事業についてご説明をお願いします。
○藤田健二防災課長
災害対策災害資機材整備事業の内容についてご説明いたします。これは、令和元年度の台風第15号、第19号の関係によりまして、台風の接近に伴いまして避難所に避難された市民の方が使用した300枚の毛布のクリーニングと真空パックをする費用と、あと、今後も台風の接近や大雪等、異常気象だとか地震、災害に対応するために、避難所対応に必要な資機材を整備いたします。
資機材の整備の内容といたしましては、保温性の高いキャンプロールマット、あと床用の養生シート、あと停電時における照明器具としてランタンを整備したいと考えております。
○長島満理子委員 今回、15号よりも19号のほうが避難してくる人が、やっぱり備えて、あと開設時間も早くなったということで多かったと思うんですけれども、19号のときでいいので、市内3カ所の、三崎、初声、南下浦の人数をお聞かせください。
○藤田健二防災課長 各避難所の避難者数につきましては、台風第19号のとき、第2分館に148名、南下浦市民センターに112名、初声市民センターに43名、合計303名の方が避難しております。
○長島満理子委員 ちょっとよくわからないんですけれども、この避難された方に対して、当たり前のことかもしれないんですけれども、食料とかは自分で持っていくとか、そういう暗黙のルールじゃないんですけれども、おにぎり一つ出すとかじゃないんですけども、そういうことは一切ない。決まりはないんですか。
○藤田健二防災課長 市として食料は、備蓄はございます。ただ、これは地震災害に備えての食料という部分がございます。避難自体も、今回、昼間の早い段階、要はまだ風雨が強まる前の段階での避難というところで、日ごろから台風の避難に関しましては、食料とかも自分でご用意していただいて、寒ければ温かい格好をして避難していただけるように、急ぐことなくゆっくり避難していただくようなことを呼びかけております。実際に、各避難所に避難された方も、食料を持ってくる方もいらっしゃれば、一旦避難してきて近くのコンビニで購入するなど、そういうふうな形で運用させていただいています。
○長島満理子委員 今の件に関してなんですけど、19号の場合は情報が早く出ていたということで、スーパーとかも午前中までとか、お休みとかもあったりして、やっぱり食料に困っていたというお話も聞くんですけれども、そういう場合の対応とかは……。温かいものだけ、毛布だけを用意して、あとはもらってくださいじゃないけど、協力し合って過ごすということなんでしょうか。
○藤田健二防災課長 実際、今おっしゃったような話も聞いております。スーパーは閉まっていたりしていたんですけど、コンビニで買ってくるだとか。あとは、本当に三浦市民の方、共助の考え方が浸透してきたのかなという、食料に関しても、持ってきた方が持ってきていない人に分け与えるような、そういった共助の精神に基づいた行動もしていただいたと聞いております。
○長島満理子委員 あと、最後に1つ。早くに開設したということで、効果とかはどうだったのでしょう。
○藤田健二防災課長 やはり早く避難所を開設したということで、お年寄りとかも比較的安全に避難できるような環境の中で、実際に風雨が強まってから避難された方もいらっしゃるんですが、ほとんど、大多数の方は早目の避難ということで、明るいうちに避難をされております。
○長島満理子委員 ありがとうございました。次なんですけれども、25ページの
都市施設災害復旧事業についてご説明、お願いします。
○髙橋 哲土木課長
都市施設災害復旧事業におきましては、台風15号と19号の影響で公園灯が倒れまして、こちらの公園灯を修繕する費用として計上させていただいております。
○長島満理子委員 わかりました。その下の
公立学校施設災害復旧事業について、ご説明お願いします。
○武田健二
学校給食課長 公立学校施設災害復旧事業につきましては、令和元年9月の台風15号の強風によりまして、三崎の学校給食共同調理場、このポンプ室の屋根がめくれてしまいまして、その修繕となっております。
○長島満理子委員 剣崎小学校の体育館とかの修繕とかはどうなっているのか教えてもらっていいですか。
○増井直樹
教育総務課長 公立学校の修繕につきましては、予備費をいただきまして、そちらで対応しております。
○長島満理子委員 現在、剣崎小学校は直っている。
○増井直樹
教育総務課長 剣崎小学校の体育館につきましては、被害箇所についての修繕は終わっております。
○長島満理子委員 ありがとうございます。以上です。
○
小林直樹委員 説明書の15ページ、下のほうに、災害の関係だと思うんですけれど、
ごみ減量化再
資源化推進事業のところで1,416万6,000円あるんですけれど、ちょっと説明していただけますか。
○鈴木佳成
廃棄物対策課長 この1,416万6,000円につきましては、台風15号及び19号の災害廃棄物の処理をするために、年内に廃棄物の処理を行いまして、これは補助金を受けて処理をする事業になっておりますので、年内に事業報告書を出して、年度内に補助金をもらうために、先行しまして予算のほうを執行した結果、この部分を補正させていただくものになっております。
○
小林直樹委員 枝木と、あと家屋のものなんかは城山の体育館の跡地なんかに置いてあったんですけれど、全体で何トンぐらいあったんですか。
○鈴木佳成
廃棄物対策課長 トン数につきましては、まず、台風15号が全体で約270トンになります。19号のほうが全体で約80トン、合計で350トンになります。
○
小林直樹委員 体育館の跡地のところ、いろんなごみが運ばれて、分別というか、種別ごとには分けたんですけれど、その後の処理、例えば焼却するもの、埋立てするものなどがあるかと思うんですけど、その後の処理について説明していただけますか。
○鈴木佳成
廃棄物対策課長 まず、木くずにつきましては、従来の処理ルート、横須賀市のほうで焼却をしていただいて処理をするという流れになっています。それから、今回一番発生量が多かった枝木につきましても、従来の方法で処理をするという形になります。それ以外の、プラスチックごみとかガラスとかコンクリートくず、こういったものにつきましては、ことしの9月2日に県の産廃協会のほうと協定書を結びましたので、そちらの協会に協力をいただきまして処理をしたものもありますし、あとは今、見積もり合わせ、入札等を行いまして手続のほうは進めております。
○
小林直樹委員 わかりました。23ページです。これも災害の関係なんですけれど、中ほどに、
農業用施設災害復旧事業とあるんですけれど、説明してください。
○髙橋 哲土木課長 農業用施設
災害復旧費でございますが、こちらは台風15号の影響で農道が2路線ほど被災した関係で、
災害復旧費用を計上しております。
○
小林直樹委員 被災というのは、崖崩れだとか倒木だとか、いろいろあるんですけれど。
○髙橋 哲土木課長 道路の下のりが崩落しまして、そちらの復旧をする費用として計上させていただいております。
○
小林直樹委員 わかりました。その下に
漁港災害復旧事業があるんですけれど、その説明をお願いいたします。
○安藤宜尚水産課長
漁港災害復旧事業費の内容ですが、台風19号で土砂の流出により漁港用地の地盤が下がりました間口漁港の江奈地区につきまして、そちらを埋め戻して敷き直しをするもの。それから、同じく19号の高潮によりまして、ごみの漂着がありました間口漁港間口地区ほか市営漁港、計4港につきまして、ごみの搬出と処分を行ったもの。それから、台風15号で被災をしました三崎朝市の会場になっております新港海業センター、こちらのテントの布、屋根部分が被災しましたので、そちらを復旧するというのが内訳になっております。
○
小林直樹委員 その下に道路橋りょうと、その下の河川災害もあるんですけれど、お願いします。
○髙橋 哲土木課長 道路橋りょう
災害復旧費でございますが、こちらにつきましては委託料といたしまして、道路上に出ました土砂と、あとはごみまじりの木くずというんですかね、そういったもの等の処分と、あとは工事請負費といたしまして、道路のカーブミラー、反射鏡を4基設置するものと、あとは市道35号線という、西海岸線になるんですが、小網代の三崎マリンの入り口になりますが、こちらの歩道が一部損傷いたしまして、そちらの復旧費用を計上しております。
河川
災害復旧費用でございますが、こちらにつきましては、原町の狭塚川の敷地にあります木が倒れまして、そちらの倒木の処理の費用を計上させていただいております。
○
小林直樹委員 最後に、25ページの公共事業災害復旧事業、これ、いろいろあるかと思うんですけれど、主だったところを説明していただけますか。
○新倉 卓
観光商工課長 公共事業災害復旧事業でございますが、幾つかの課の事業が入ってございます。この中で観光商工課が所管しているものが幾つかございまして、一番大きいものが三浦海岸の砂浜にある電柱が台風15号の影響で電線が切れて傾いた状況になっていますので、こちらの復旧をするものがございます。
あと、細かなものとしては、油壺駐車場内の電柱及び電線ですとか、長津呂公衆便所の屋根、それから勤労市民センターの掲示板等が観光商工課としてはございます。
○
小林直樹委員 長島委員も聞いていたんですけれど、今聞いてきた台風15号、19号でかなり被災をして、復旧に非常に労力が要ったと思います。副市長、こういう災害でなかなかこう、ぱっと初期対応というか、それは今回はとれたのか、とれていないのかというところを教えていただけますか。
○星野拓吉副市長 今まで我々が経験しました台風に比べて、範囲、または種類……種別と言ったらいいですかね、被災の種別、これが違っていたかなと思います。
それと、もう一つ大きな差は、個人さんのお宅の被災が多かったものですから、それを市のほうとしてはなかなか手を出せないところがありますけれども、そのものと、我々が直接管理する施設全てが被災の対象だったというのが、今まで経験がない状況だったと思います。
それで、1カ所ずつを考えますと、公共のものでいくと、1つずつは大きなものではないんですが数が多いというのが特徴で、ですから、初期対応が今までの方法では難しい。一気に直すということがかなり厳しかったというふうに思います。
あと、対応する民間の方の業種と言ったらいいんですかね、例えば電気関係ですとか、そういったものは今まで余りなかったかなと思いますけど、土木、建築関係の方が多かったんですけど、そういった人たちの対応も多くあったので、迅速に全てが短時間でできたとは言えないかな、それは反省点だと思っています。
○
小林直樹委員 かなりご苦労されたかというふうに思います。お疲れさまでした。
以上です。
○
寺田一樹委員 9ページのところで、
財政管理費ということで
基金管理事業、
ふるさと納税活性化事業ってあるんですけれども、これ、
基金管理事業のほうに868万9,000円ということは、ふるさと納税がそれだけ想定より多くあったということで、基金のほうに行くということだと思うんですけど、ふるさと納税の状況について聞かせてもらっていいですか。
○齊藤正史財政課長 ふるさと納税につきましては、歳入の寄附金のほうに2,500万円ほど予算計上させていただいております。今年度の予算につきましては、平成29年度の決算額でございます約1億7,400万円をベースに試算をしているんですけれども、ことしの前半に制度改正のあった影響で、寄附者の方の駆け込み需要などがあったということで、かなり伸びている状況があります。こういう状況を一応勘案いたしまして、今、現状で想定し得るであろう金額を算出しております。そちらの金額につきましては、平成30年度の決算でございます約2億400万円をベースに算出しておりまして、ここまでは確実に入ってくるであろうと、こういうことで予算計上させていただいています。
○
寺田一樹委員 記念品の充実とかで、今どんどん実績が増してきているというところだと思うんですけども、今月末でたしか締め切りとかなりますけども、追い込みじゃないけども、もっと活用してもらうように、さまざまな努力をしていただければと思っていますので、要望させていただいて。
あとは、23ページのほうで、図書館の運営管理事業というのが61万2,000円減額になっていますけども、それについて説明をお願いします。
○平松恭輔図書館長 本年度、図書館システムを更新する予定で、予算と
債務負担行為のほう、設定をさせていただきましたが、新システムの契約事務を進めていく中で、子育て賃貸住宅整備に合わせて導入することの優位性が増し、また、再リースを基本とした更新の見通しが立ちましたことから、新システムの導入を見送りまして、再リースを基本とした更新をすることになりましたので、今年度当初予算の減額補正とあわせて
債務負担行為の期間及び金額を変更するものであります。
○
寺田一樹委員 よくシステムとか5年契約とかでやられている中で、5年たてばコンピューターの関係も進化して、新たに性能のいいものということで5年とかそういうことでやられると思っているんですけども、そういった中、今までの5年使われたシステムを再リースするということですけども、その点で市民に対してとか、あと行政の効率化とか、そういうところでふぐあいとかそういうのは心配ないですか。
○平松恭輔図書館長 確かに5年間のリースした後のものでありますが、市民に影響が出ないような形で、こちらのほうも対応していきたいというふうに考えております。
○
寺田一樹委員 わかりました。その下で、先ほど
農業用施設災害復旧事業とか
漁港災害復旧事業とか話がありました。それで、
繰越明許費になっているんですよね、この2つの事業が。ということは、本年度に事業が完了しないということだと思うんですけども、被害の状況というか、スケジュール的なところで、ちょっと時間がかかるという理解でいいですかね。
○髙橋 哲土木課長 農業用施設
災害復旧費用につきまして工事請負費が計上されておるんですが、こちらの工事請負費につきまして明許繰越の設定をさせていただいております。こちらが被災した際に、下のりの部分におきましては、耕作をされている地権者さん――土地の所有者さんと事前に復旧について調整をさせていただいた結果では、耕作の関係等で施工の入れる時期がどうしても限定されてくるということがございまして、こちらの部分で明許繰越の設定をさせていただいております。
○安藤宜尚水産課長 漁港
災害復旧費のほうの明許繰越の設定につきましては、朝市会場の新港海業センターのテント、あの形の製品をつくって、それからそこに据えつけをするという手順の工事になります。その製品の作成につきまして、おおむね2カ月から3カ月ぐらいの期間を要するというふうに伺っておりますので、それに伴いまして、今回、繰越明許の設定を行いました。
○
寺田一樹委員 今、農業用施設のほうでは耕作の関係というようなことでありましたけど、それが終わってからやられるということで、その間の安全対策とかその辺はしっかりとお願いをさせていただいて……。
あと、最後に1つ、意見。今回の補正なんですけども、
議員報酬の引き上げ分というのが含まれている中ではありますけれども、今、各委員の方から質疑がありましたように、災害復旧なんかの大事な事業も含まれていますので、今回の補正については賛成させていただきたいと思います。
○
石渡道臣委員 議案のほうの21ページ、第4表というところなんですが、
地方債補正というところで、起債の目的、
臨時財政対策債とあるんですけど、これ、どういうものなんでしょう。また、どういう借り入れなんでしょうか。もしわかりましたら教えていただきたいのと、5億7,000万円ぐらい減額になっていますので、これ、どういうものかと、減額になった理由を教えていただければ。
○齊藤正史財政課長
臨時財政対策債でございますけれども、こちら、
普通交付税の振りかえ分ということで、国と地方の折半ルールに基づきまして、全額、
普通交付税でいただけるものではなくて、振りかえ分につきましては、地方のほうで地方債ということで借り入れを起こして負担をしていくということになっております。この償還額につきましては、基準財政需要額のほうに公債費のほうで算入されると、こういう仕組みになっております。
○
出口眞琴委員長 他に。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で議案第74号の質疑を打ち切ります。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
○
出口眞琴委員長 次に、議案第78号 令和元年度三浦市
市場事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。説明をお願いいたします。
○大西 太経済部長 それでは、議案第78号 令和元年度三浦市
市場事業特別会計補正予算(第2号)につきましてご説明申し上げます。議案書28ページをお開きください。
まず、第1条、
歳入歳出予算の補正でありますが、本補正は歳入歳出それぞれ2,085万6,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ15億254万8,000円とするものでございます。
第2条は
繰越明許費の設定でございます。30ページ、第2表
繰越明許費補正をごらんください。市場施設災害復旧事業について、翌年度に繰り越して使用することができる経費を設定するものでございます。
それでは、補正の主な内容につきまして、歳入からご説明申し上げます。お手元にお配りしてございます
市場事業特別会計補正予算(第2号)に関する説明書、4ページ、5ページをお開きください。
繰入金696万7,000円の追加は、一般会計繰入金を計上するものでございます。
諸収入1,388万9,000円の追加は、雑入を計上するものでございます。
次に、歳出についてご説明申し上げます。6ページ、7ページをお開きください。
総務費257万7,000円の追加は、
一般管理費を計上するものでございます。
施設費379万8,000円の追加は、市場施設管理費を計上するものでございます。
災害復旧費1,448万1,000円の追加は、施設
災害復旧費を計上するものでございます。
説明は以上でございます。よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。
○
出口眞琴委員長 説明は終わりました。これより質疑に入ります。
○長島満理子委員 説明書の7ページの市場施設災害復旧事業についてご説明をお願いします。
○安藤宜尚
市場管理事務所長 ただいまお問いのありました、今回の災害復旧事業の内訳につきましては、魚市場超低温冷蔵庫の外壁の修繕、前処理工場の屋根の修繕、それから超低温冷蔵庫第2の屋上防水シートの修繕及び屋根の修繕、この4件となっております。
○長島満理子委員 わかりました。
○
出口眞琴委員長 他に。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で議案第78号の質疑を打ち切ります。
これより討論及び採決に入ります。
議案第66号、議案第67号及び議案第68号の3件につきましては、一括して討論・採決を行います。
3件について討論ございますか。(「なし」の声あり) 討論なければ採決に入ります。
お諮りいたします。議案第66号から議案第68号までの3件について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。
[賛成者挙手]
○
出口眞琴委員長 挙手全員であります。よって、3件については全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第70号
三浦市議会議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例について討論ございますか。(「なし」の声あり) 討論なければ採決に入ります。
お諮りいたします。本案について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。
[賛成者挙手]
○
出口眞琴委員長 挙手多数であります。よって、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第71号、議案第74号及び議案第78号の3件につきましては、一括して討論・採決を行います。
3件について討論ございますか。(「なし」の声あり) 討論なければ採決に入ります。
お諮りいたします。議案第71号から議案第78号までの3件について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。
[賛成者挙手]
○
出口眞琴委員長 挙手全員であります。よって、3件については全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
委員会の途中でございますが、暫時休憩いたします。再開は13時といたします。
午後0時00分休憩
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
午後0時59分再開
○
出口眞琴委員長 再開いたします。
これより陳情の審査に入ります。
陳情第17号 小網代の森に建設が予定されている
真珠養殖場等に反対する陳情を議題といたします。
この際、傍聴の方にあらかじめご注意申し上げます。傍聴人はやじを飛ばしたり、または騒ぎ立て、委員会の審査に支障を及ぼすような行為は禁止されておりますので、委員会中は静粛にお願いいたします。なお、委員長の命令に従わない場合は、委員会条例第17条第2項の規定により、傍聴人の退場を命じますので、よろしくお願いいたします。
この際、陳情者より趣旨説明の申し出がございますので、これを許可いたします。
[陳情者着席]
○
出口眞琴委員長 それでは、説明をお願いします。
○柏 寿郎氏 既に委員長の許可をいただきまして、添付書類を3つほど提出しております。各委員の皆様には、証拠書類1、証拠書類2、証拠書類3という形で配付していると思いますが、それをもとに、これから陳述を始めたいと思います。
陳情の趣旨は3つほどありますが、その前に一言お話をさせていただきますと、私ども市民は、市会議員が市政のかけ橋になっているというふうに確信しているわけです。ですから、立候補したときのリーフレットあるいはチラシ、法定ビラ、そういうものに関しては、我々はそれが真実だということを前提にして読み砕いているわけです。あるいは、当選した後のホームページ、ブログ等に関しても、一貫してそうした姿勢で、この市会議員は何を主張しているのか、あるいは、この市会議員は何を目的としているのか、この市会議員の主張はどういったものがあるのかということに関しては、日々点検していることが実情です。実際、我々にとって、よほど親しい市会議員でない限りは、こういうチラシ等を見て、その市会議員の活動を評価していくというのが現実なわけです。私が小さいころは、親とか、あるいは学校の先生に「おまえ、うそをつくと泥棒の始まりだぞ、うそをつくことは泥棒になるんだぞ」、こういうふうによく言われてきました。市会議員の皆さんも多分同じだと思うんですが、まさかうそがばれて、うそがばれたことはいっときの恥だというふうな考え方で市会議員がここに座っているということは、市民は予想だにしない。石渡さん、聞いてる? ですから、いかに市会議員のふだんの言動、それからチラシ等が我々市民にとっては大事かということが、もう大前提としてある。
で、今回、陳情を、3つを一つ一つお伝えしていきたいと思っています。
まず1つは、小網代の森を三浦市が破壊して、真珠の養殖場を考えているぞという、ホームページから抜粋した証拠書類が第1としてあります。私、真珠の養殖というのもなかなかいい話ではないかと思いまして、これを読ませていただいたんですが、証拠書類1、これは「三浦市と自然 はすもと一郎」というホームページから拾い上げたものをプリントアウトしました。ここには、「三浦市と自然 蓮本一郎さん」、写真を見た瞬間に、ふだんここにいる蓮本さんとは違うんですね。顔つきが明るくて、それで、この人が事実をゆがめるなんて思えないぐらい、いい写真なわけです。私も、ああ、蓮本さんはこういういい顔をするんだなというふうに思って、これを眺めていました。そうしましたら、重要なところは3ページ目、ここに蓮本さんがこういうふうにおっしゃっている。「残念な話ですが三浦市は国家に身売りして財務省の土地で真珠養殖場とし水産用地にしたいそうです。どうやら財政破綻が近いようなので進められています」。蓮本さんが、この今川某さんという方との対談の中で、このことを述べております。
私は今まで三浦市が、現在の市長、その前の市長のころから、破綻が近いので国家に身売りして小網代の森を開発するなんて聞いたことがない。蓮本さんは堂々とこれをホームページで述べている。これはもう間違いなく正しいんだろうなという前提で、そういうことはまかりなっちゃいかん。大切な小網代の森を守ってもらいたい。これが1つ目の陳情の趣旨です。
2つ目は、証拠書類2で提出しております、「皆様へのお約束 はすもといちろう公式サイト」。その中で、三浦市は財政破綻の危機になっている、県からの許可団体がずっと続いているんだということが書かれている。皆さんの感覚でいくと、29年の決算で吉田市長は胸を張って、1年前倒しで許可団体から逃れたということを、本会議においてもマスコミ向けの発信においても述べております。ですけども、その辺を十分調査した結果、蓮本さんは、そんなことは違う。これは逆に言うと、吉田市長が数年間にわたって三浦市民を欺いてきたという、その根拠は、この蓮本さんのホームページ。それが証拠書類2として提出しております。私は速やかに、市長を先頭とする、市議会はこの許可団体から29年度決算で抜けたんだという、この蓮本さんの論理を、事実を根拠にすれば、今まで三浦市が進めてきた話は全く違うじゃないかと。速やかに謝罪して、速やかに市民に明らかにすべきだというのが、この蓮本さんの証拠書類2から基づいた私の陳情であります。
3つ目は、不明朗な会計をしている団体に毎年7,000万円の補助をあげるという、これも同じように蓮本さんのブログ、あるいは選挙での訴え、その資料として出ているのが証拠書類3です。証拠書類3の2番目のところでは、不明朗な会計報告をする団体への補助金・交付金削減を提言しております。蓮本さんのリーフレット、一番最後のところなんですが、「補助金・交付金を見直せ!」という項目があります。「毎年7000万円以上の補助金・交付金等が『三浦市社会福祉協議会』に! 突出して巨額の理由は?」と書いてある。これは蓮本さん、勉強してないなと思ったんですけれども、委託費と補助金を混同した形でここに実は書いているんだね。これは勉強してないから。しかしながら、毎年7,000万円前後のお金が出ているといえば、市民からいえば、まあ、これ許せるかと。勉強、ちゃんとしてないんだな、ああ勘違いしたんだな程度もぎりぎり。社会福祉協議会から言わせると、とんでもない話だという、事実を示してもいないで、こんなことを書かれるのって、当事者としてはそう思う。ですけど、私たち市民にとっては「7,000万円ぐらい払っているんだ」という程度で、これ、勘違いでおさめられるところがあるんですね。それはぎりぎりの勘違いなんです。聞いたかな、石渡さん。勘違いというのは、そういうときに使うの。うそを暴かれて「勘違い」というのは、これ使わないです、普通は。それは勘違いなんだなというふうにしたわけなんです。
ところが、一番大変な問題は、「不明朗な会計報告をする団体への補助金・交付金削減を提言します」。不明朗な会計報告をする団体、これは三浦市社会福祉協議会に対する批判なんです。三浦市社会福祉協議会というのは、社会福祉法人格を法人として持っている。社会福祉法人というのは、会計基準に厳格に規定され、なおかつネット等で開示し、一般市民もその会計に対しては、見ることができるわけです。不明朗な会計報告をする団体、この団体が社会福祉協議会だとしたら、これは大変な問題なの。なぜ大変か。不明朗な会計を行っているところを、今、傍聴に来ている出口正雄さんは監査委員なの、それから委員長はその前の監査委員、その前の監査委員は共産党の立本さん、その人たちがこの論理からいけば、全部見逃していた。これは蓮本さんだけの問題ではなくて、現在の監査委員、過去の監査委員が、この不明朗な会計を見逃していたということを堂々と書いている。
一番問題なのは、不明朗な会計というのはどういうことなのかというと、私は、やっぱり同じような社福で顧問をやっているんですけども、まず第一に考えられるのは、簿外帳簿、つまり二重帳簿をつくっている。それから、いない職員をいる職員のように給与を払っている。それから、理事長に対して、こっそり裏金を払っている、あるいは実際に働いてない理事に対して給与を払っている。大体、社会福祉法人がわるをやるときは、この4つなんですね。大体4つ。今後も横須賀からそれが出てくると思うんですが、大体この4つが社会福祉法人の不明朗会計の現実なの。
私、これ読みますと、ああ、そうかと。蓮本さんはいろいろ調べた結果、こういうことを指摘しているんだろうな。専門家であれば、こういうことなのかというふうにわかってしまうような中身を堂々と、蓮本さんの事実に基づいて、選挙、リーフレット、そしてホームページ、ブログ、こういうものによって表現しているということなわけです。
それで私は、監査委員の皆さんが見逃してしまったんだけども、蓮本さんは、不明朗な会計をしたんだよと。共産党の立本さんは、今、桜の会で、日本で一番しっかりした質問をしている日本共産党を代表した監査委員も見逃していたんだと。これも蓮本さんは言っていらっしゃる。であるならば、こういう不明朗会計を行う社会福祉法人、三浦市社会福祉協議会に対する補助金等に関する支出は一切やめるべきじゃないかというふうに私は思いまして、この陳情を提出いたしました。
傍聴の席に蓮本さんがいると思ったものですから、ぜひ話しかけたいなと思ったんですが、蓮本さんがいらっしゃらないので、最後になりますが、蓮本さん、控室にいるとは思うんですけど、このことが事実でないなら一刻も早く謝るべきだ。一番大きな被害を受けた社会福祉協議会に対しても謝って事実を……、一刻も早く謝ることが市会議員としての前提ではないかというふうに私は思っています。蓮本さんが一人じゃ恥ずかしくて謝りに行けないというのであれば、私も陳情した手前、蓮本さんの中身を信用したわけですから、私も蓮本さんとともに、伴って関係機関に謝りに行きたいというふうに思っているのが今回の陳情の次第です。
最後になりますが、ブログ、言動、ホームページ、三浦市の市民は皆さんの活動を善意を持って見ています。その中で、ふだんの言動、ふだんの主張が明らかにおかしく、なおかつ市議の椅子にしがみつく行為だけは、これはやめたほうがいいんじゃないかということを最後にお伝えして、私の陳述は終わります。
○
出口眞琴委員長 説明は終わりました。この際、質疑、ご意見等ございましたら、お願いいたします。
○長島満理子委員 この陳情の内容の件についてお聞きするんですけれども、初めに、真珠の養殖場の建設予定というのは本当にあるのですか。
○矢尾板昌克政策課長 陳情に記載してあります事業につきましては、私、国家戦略特区の担当の政策課ですけれども、政策課においては承知しておりません。
○中嶋謙一都市環境部長 都市環境部のほうで、環境課が小網代の森の担当をしております。また、都市計画課は開発の担当をしておりますが、まず、市においてそのような計画はございません。また、民間からそのような開発計画の相談はなく、小網代の森を管理している神奈川県に確認しましたが、そのような計画はないということです。
○長島満理子委員 市にも計画がなく、相談の中でもなくて、要望などでもないという、一切、こういうお話が出ているという事実はないということですか。
○中嶋謙一都市環境部長 はい。
○長島満理子委員 次に、起債許可団体についてなんですけれども、26年から29年はそうだったと思うんですけれども、現状、もう一度改めてご説明をお願いいたします。
○齊藤正史財政課長 平成25年度の決算におきまして実質公債費比率が18%を超えましたので、起債許可団体となっておりましたが、平成29年度決算におきまして実質公債費比率は18%を下回っておりますので、起債許可団体ではございません。
○長島満理子委員 あと、3番目の不明朗な会計のところなんですけれども、不明朗な会計をする団体というふうな示し方をしていますが、現在、そういう団体があるという事実はあるのでしょうか。補助金に対して、そういう、予測される……。
○下田 学保健福祉部長 保健福祉部として社会福祉法人の監査をしております。監査法人によりしておりますけども、現状でそのようなところは出ておりません。
○長島満理子委員 また、そこの件についてもう少し聞かせていただきたいんですけれども、補助金、ないということなんですけれども、今、陳情者の方がご説明されたほかのところに社会福祉協議会の名前もあったと思うんですけれども、社会福祉協議会に補助金と交付金として7,000万円ということはあるんですか。
○下田 学保健福祉部長 平成30年度決算で申しますと、補助金については、福祉課、高齢介護課などの関係で3本あります。合計で3,972万5,000円となっております。そのほかに委託金として支出しているものもありますし、扶助費として支出しているものもございます。
○長島満理子委員 この委託金と扶助費としては、合計は幾らに……。
○下田 学保健福祉部長 委託金としましては、平成30年度決算で2,810万5,000円、扶助費が50万円となっております。
○長島満理子委員 また、ここに交付金とありますけれども、交付金という事実はあるんですか。交付金、出ているんですか。
○
木村靖彦政策部長 市の支出科目といたしましては、負担金、補助及び交付金という節になっております。その中で、先ほど保健福祉部長が答弁申し上げた補助金を支出しております。そのほか、負担金ですとか交付金はございません。
○長島満理子委員 この(3)の不明朗な会計は、市がやっているということは一切ない。こういう事実はないということでいいんでしょうか。
○下田 学保健福祉部長 保健福祉部福祉課でやっております社会福祉法人の監査、監査法人でやっておりますけども、その中で現状ではそのようなことが指摘されていないということです。
○長島満理子委員 わかりました。以上です。
○溝川幸二副委員長 今回、この陳情、私、新人の議員ですけども、こんな話は青天のへきれきであって、寝耳に水状態ではあるんですけども、陳情者の方にお伺いしたいんですけども、このお話はご自身で調べられたことはなかったんですか。この陳情の件につきまして、ご自身でインターネットですとか、蓮本さん以外の、市のホームページとかでは。
○柏 寿郎氏 蓮本さんのホームページ、ブログ、それから立候補のリーフレット、それに全て基づいてやっております。
○溝川幸二副委員長 今、陳情者の方ご自身が住んでいらっしゃる三浦市のことを心配して、今回の陳情をされたのかなと思っているんですけども、今、行政からのお話ですと、全てのことが否定されたんですけども、これについて陳情者の方はどうお思いですか。
○柏 寿郎氏 大変恥ずかしい話で陳情を上げたなというのが率直な意見と、であるならば、一番迷惑をかけた社会福祉協議会に、蓮本さんと私で行って謝罪することから始まるかなと思っています。
○溝川幸二副委員長 ありがとうございます。以上です。
○
出口眞琴委員長 他にございますか。(「なし」の声あり) よろしいですか。
この際、本陳情の審査のため、蓮本議員から説明を聞きたいと思います。
お諮りいたします。蓮本議員に委員外議員として出席を求めたいと思いますが、これにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、ただいまのとおり決しました。
それでは、手続をしますので、暫時休憩いたします。このままお待ちください。
午後1時23分休憩
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―――――――――――――――――――――――――――――――――
午後1時24分再開
○
出口眞琴委員長 再開いたします。それでは、蓮本議員の出席を求めます。
[蓮本一朗議員 委員外議員席に着席]
○
出口眞琴委員長 それでは、蓮本議員に対し質疑ございましたら、お願いいたします。
○長島満理子委員 今、行政のほうからいろいろ、この陳情に関して、蓮本議員が書いたと思われる内容の確認をしたんですけれども、このホームページ、証拠書類1のほうに出ている小網代の森に国家戦略特区によって真珠の養殖場の計画があるという話もないということと、あと、起債許可団体でもなく、ましてや最後の、社会福祉協議会と思われる団体を指して、7,000万円の補助金を出していないということだったんですけれども、このホームページにこういうことを載せた理由をお聞かせ願えますか。どこで事実を知ったのかということを含めてお願いします。
○蓮本一朗議員 ただいまの質問にお答えします。
1つ目の、小網代の森に真珠の養殖場が設置される計画のことが書かれたサイトについてでありますが、これは私が書いたものではありません。私でない人物が、行われてもいない対談をかたって、私がコメントしたように捏造して掲載したものです。このサイトの存在は、私は指摘されるまで気づきませんでした。この点においては迂闊であったと思っております。長くなりますが、この対談のサイトは、放置しておくと誤解を招き、関係者に迷惑をかけることから、削除を依頼して、既に削除されております。
続きまして、4年連続起債許可団体のくだりでありますが、私が私自身のホームページにおいて、立候補時にそのときの状況を書いたものです。平成25年度から平成28年度までの4期連続、起債許可団体であったのは事実でありますが、「今も」と書いておるのは、平成29年度に起債許可団体を脱出しておりますことから事実ではないということでありまして、事実ではないことを表記しておりましたことは事実です。誤解を与えるものであることから、削除しております。
また、3つ目の、不明朗な団体に対して3,000万円近くもの収益を上げながら、毎年7,000万円もの補助金、交付金が支払われているとのくだりは、自分で自分のホームページにおいて記載したものですが、さきのものと同様に、立候補時にそのときの知識で記載したものであります。先ほどの市への確認の中で、補助金4,000万円近くと委託料など3,000万円近くが支給されていて、総額7,000万円近くの補助金、委託料が支払われているのは事実であります。平成26年、平成27年においては収益が3,000万円近くあったのも事実でありますが、このとき私は、不明朗な団体というふうに感じましたところは、補助金、委託料の使い道が明瞭に示されていなかったことから……、監査を受けているという事実がありながら不適切な表現であったと思っております。現在、当該団体は収支報告の中で赤字を計上しており、この表現は事実でない状況であり、また、誤解を招くものであったことから削除しております。
とは申せ、1番目の私が制作したものではないホームページというか、このウエブサイトに対しては、私が知らなかったとはいえ管理不十分だと思っておりますし、誤解を招く表現であったこと、そして、それを放置していたということは、これによってご迷惑をおかけしたということも思っておりますし、議員として不適切な行為であったということも思っております。
○長島満理子委員 今のお話は、今、行政のほうから説明があったことを踏まえての不適切だとか云々の話なんですけれども、そもそもこういうのが上がったって、知らないときにこういうふうにホームページに上げられたというお話だったんですけれども、この今川さんという方も全然知らない方なんですか。
○蓮本一朗議員 私が立候補する前の選挙準備活動段階で今川さんからコンタクトがあり、動画を掲載しませんかという話があった時点から知り合っております。
○長島満理子委員 動画は、つくったことはつくったんですか。
○蓮本一朗議員 動画は、私がコメントその他をつくり、読み上げ、そのデータをもとに今川さんが制作し、ユーチューブにアップしています。
○長島満理子委員 そのときの動画は、きょうの証拠書類1の動画とは全く違うものということなんですか。
○蓮本一朗議員 別のものです。
○長島満理子委員 私も、ユーチューブで証拠書類1の、一番最初のお顔が出ているところの動画とか、お話しされているのを見たんですけれども。では、こっちのところは本当に今川さんから許可、相談とかいろいろ……、今川さんとこういうことを話したという事実はあるんですか。今川さんと蓮本議員がこういうことを、真珠の養殖場を建設するとかいうお話をされたとかという事実はあるんですか。
○蓮本一朗議員 ありません。
○長島満理子委員 知らないところでサイトに上がっていたみたいなお話をされていましたが、なぜ、このようなネットで上がったと思われますか、蓮本議員自身。
○蓮本一朗議員 私自身、この真珠の養殖場の話も知りませんでしたし、国家に身売りなどというふうな見識も全くないわけでして、今川さんがこのような記事を載せた理由はよくわかりませんが、推定してみると、今川さんの活動分野の中で、今川さんが身につけられた知見かと思います。よくわかりません。
○長島満理子委員 よくわからないと言われると、私どももちょっと理解が、わからないところもあるんですけれども。この陳情が出たときに今川さんとお話をされなかったんですか。
○蓮本一朗議員 陳情が出たときに今川さんのつくったウエブサイトを確認して、虚偽であるので削除するように今川さんに依頼して、削除してもらいました。
○長島満理子委員 削除する前に、今川さんとのお話の中で、なぜこういう勝手なことをしたとかいうお話はされなかったんですか。
○蓮本一朗議員 していません。
○長島満理子委員 こういう自分の意思とは関係ないことをされて、なぜ理由を聞かれなかったのでしょうか。
○蓮本一朗議員 ユーチューブで動画を掲載した時点で、私は今川さんとコンタクトしていなかったんですけれど、このウエブサイトは、今回の陳情が出されるまで、この存在を私は知らなかったので、これに関することについてのやりとりもしていなかったわけです。
○長島満理子委員 やっぱり今の議員としての立場もあるので、そこはちゃんと突きとめたほうがいいと思うんですけれども、なぜそういう確認を一つ一つしなかったのでしょうか。
○蓮本一朗議員 まず、現状、不適切な流言飛語にも類いするようなものを垂れ流ししている状況でありますので、それをまずとめるという観点から削除を依頼しました。その後は、定例会が迫っていることもあり、その準備もあって、この理由を問いただすということはしていません。とりあえず削除してもらったということだけです。それで、これについて「何で載っけたんだ」とか、「俺はそんなこと言ってないぞ」などというやりとりはしていません。
○長島満理子委員 忙しいからといっても、一番大切なこと、議員活動としてやはり大切なことだと思うんですけれども、なぜしていないんでしょうか。
○蓮本一朗議員 先ほども申し述べましたが、私の中ではプライオリティーが、今川氏とやりとりをする中で、まず、このウエブサイトの掲載をやめさせるということが大事だと思いまして、その後、虚偽の理由を聞いても、探っても、出てきた答えにどれほどの価値があるのかということもありまして、「理由を言え」ということは、今はしているいとまがないと判断しました。
○長島満理子委員 最初に依頼がかかって動画をつくったときとかでも、今川さんとお話をされたと思うんですけれども、今川さんという方はどんな方なんでしょうか。
○蓮本一朗議員 社会運動というか市民運動をやっている人物なんですけれども、私の選挙活動の趣旨に賛同したのでお手伝いしたいということだったので、動画について相談したところです。
○長島満理子委員 堂々めぐりになってしまうんですけれども、それでもやはり、うそのことを書かれた、虚偽のことを書かれたということを、蓮本議員自身もきちんと確認をとるべきだと思うんですけれども。今はする必要はないといっても、今後、陳情が上げられた以上は問いただすというか、理由、根拠を聞いてみるということはしないんですか。
○蓮本一朗議員 真珠の養殖場の話がどこから出たかというのは確認するつもりです。
○長島満理子委員 わかりました。
もう1点は、陳情者の方もおっしゃられたとおり、やはりこういう市議会議員が出している活動報告みたいなものをうのみにしてしまうというのは市民の当たり前の考えだと思うんですけれども、このように陳情者が挙げた3点が全て違う話だったということも含めて、市民を惑わせているというこの状況についてお話し願えますか。
○蓮本一朗議員 結果としてご迷惑をおかけしたのは事実でありますし、その点については遺憾に思っています。
○長島満理子委員 以上です。
○
小林直樹委員 最初の、小網代の森からいきます。これ、蓮本さんの顔が載っかっているんですけど、これは今川さんにデータか何かを渡したんですか。
○蓮本一朗議員 今川さんにデータを渡して動画をアップしていますが、その動画の一部をコピーしたものと思われます。
○
小林直樹委員 このサイトができたときに、今川さんから、こういうものをつくったよという連絡はなかったんですか。
○蓮本一朗議員 ありませんでした。
○
小林直樹委員 動画については蓮本さんの声も入っているので承知はしていたけど、これについては全く知らなかったんですか。
○蓮本一朗議員 全く知りませんでした。
○
小林直樹委員 自分の名前なので、さわっているとぽっと出てくるなんていうこともあると思うんですよ。そういうことでも気がつかなかったんですかね。
○蓮本一朗議員 自分のホームページを見る際には即出るように設定していましたので、自分の名前で何かを検索するということを余りしてきませんでした。その結果、それにたどり着くことがありませんでした。
○
小林直樹委員 ユーチューブについても、ショートカットみたいなものをつけてあったんですか。
○蓮本一朗議員 はい、そうです。
○
小林直樹委員 これ、三崎港報なんですけど、見出しが「小網代の森に真珠養殖場」というのがあって、ぱっと見た人から私のところに連絡が来たんですよ。たまたま小網代の森、台風で入れなくなっているというのが9月から続いていまして、「ああ、入れないからこういう計画が出てきたのか」なんていう問い合わせだったんですよ。そうすると、少なからず市民の方を混乱させた、迷惑をかけたということになるかと思うんですけれど、その辺はどう考えますかね。
○蓮本一朗議員 可能性としてあっただろうと推定しておりますし、実際にそのような問い合わせがありましたことから、誤った情報を放置していたことについては遺憾に感じています。
○
小林直樹委員 遺憾には感じてはいるんでしょうけれど。
では、2番目の起債許可団体のところなんですけれど、これは自分のホームページですよね、「はすもといちろう公式サイト」ってなっていますから。これについては自分で文章をつくってアップをしたということですね。
○蓮本一朗議員 そうです。
○
小林直樹委員 さっき、これはなる前だという言い方をしていたんですけど、市議会議員になって、そのままにしておいたということなんですか。
○蓮本一朗議員 そうです。そのままにしておりました。
○
小林直樹委員 4月に選挙で、5月から議員になって、それで決算も経験をしたり、見たりなんていうのをしているんですけれど、このまま、この記事だと、今でも起債許可団体になっているというふうに見られちゃう、なんていうことは考えなかったんですかね。
○蓮本一朗議員 議員の活動に忙殺されて、選挙前に掲載していた候補時のコメントを最新化、更新、削除する余裕がありませんでした。
○
小林直樹委員 でも、6月議会、9月議会、あと参議院選挙の記事なんかは、この公式サイトで更新しているんですけれど、過去は振り返らなかったんですか。
○蓮本一朗議員 振り返る余裕がありませんでした。
○
小林直樹委員 今は削除されているみたいなんですけれど、この陳情が出てから削除をしたということなんですか。
○蓮本一朗議員 この陳情が出る前に削除したものもありますし、そうでなくて、この陳情を受けて更新あるいは削除した部分もあります。
○
小林直樹委員 さっきも言われていましたけど、これは事実じゃないということで、これについても、何人の人が見たかというのはわからないんですけれど、少なくとも陳情者の方は見て、これを信じちゃったということだと、やはり混乱を招いた、混乱をさせたということになるかと思うんですけれど、そのことについてはどうやって考えていますか。
○蓮本一朗議員 議員はその活動において真実をもって活動しなければならないという決議が三浦市の議会の中であります。果たすべき職責について自覚の足りない行為であったと思っています。一般の市民でありましたら、自分のブログに何を書いてもいいのかもしれませんが……何を書いてもとは言いませんけれども、ある程度書きっ放しでも普通の人でしたら許されるかもしれませんが、殊、議員という立場になった以上は議員としての責任があるわけでありまして、今次、インターネットのホームページを放置したがために誤解を招く表現がずっと掲載され続け、関係者の皆様にご迷惑を与えたことになったということについては反省して、議員としての職責に抵触するものであったと反省しております。
○
小林直樹委員 最後の、不明朗な団体への補助金なんですけれど、これは確認するまでもないのかもわからないですけど、このホームページ、公式サイトとチラシとはちょっと別なので、不明朗な会計報告をする団体というのは社協のことを書いたんですかね。
○蓮本一朗議員 そうです。
○
小林直樹委員 そうすると、先ほども確認をして、監査を行って、不明朗な会計はない、陳情者のほうからも、不明朗だというと裏金づくりだとか二重払いだとか仕事をしてない人に給料を払ったり、役員報酬をしたりなんていうようなことが考えられるというふうに陳述していたんですけれど、そうすると、議員になる前ですけれど、この「不明朗な会計処理の団体」という表現で、ビラは残っちゃうんですけれど、議員になってからの公式サイトに、不明朗な会計報告をする団体へ7,000万円も補助金、交付金を市から支給していたということに関しては、それが社協のことだということになると、これは非常に社協に迷惑をかけたということになるかと思うんですけれど、それについてはどういうふうに考えていますか。
○蓮本一朗議員 2つあって、1つは不明朗という表現が、いつなされたかということなんですけれども、選挙前に当時の知識で、7,000万円程度の、語句は間違っていますけれども、補助金、委託料などを支給されていて、平成25年、26年においては3,000万円近い収益を上げていた。それが公表されていたという事実のみで、その使い道が明らかになっていない……(傍聴席で発言する者あり) 調べることができないということで……(傍聴席で発言する者あり) 調べることができなかったことがありますけれども……
○
出口眞琴委員長 蓮本さん、ちょっと待って。傍聴人、静粛にお願いいたします。
続けてください。
○蓮本一朗議員 当時、調べることができなかった、あるいは十分調べ得なかったこともあって、使い道が不明朗だと、当時、主観で感じたわけです。そして、それを選挙前のホームページに載せたものでございます。
2つ目に明らかにしないといけないのは、立候補して、当選して議員になった後も、誤解を招くような表現のまま放置されたという点であり、これは先ほども申し上げましたが、議員として事実をもって意見表明すべきであるところのものを、結果として流言飛語に類いするものを放置してしまったことがあります。この点については、不適切な行為であったと反省しています。
○
小林直樹委員 そうすると、議員になる前は調べ切れていなかったと、議員になってからは、不明朗な会計をしている団体、社協が不明朗な会計をしているということについては誤りだったということですね。
○蓮本一朗議員 議員になってからは、社会福祉協議会が監査を経て決算報告していることを認識しましたので、法令を遵守して決算報告がなされているという観点からは、「不明朗」の語句を使用したのは不適切だったと思っています。
○
小林直樹委員 そうすると、2番目の起債許可団体とも同じなんですけれど、そのまま議員になっても、表現、「不明朗な会計をしている」というのが、この間までずっと載っかっていた、アップされていたということに対しての責任を感じていますか。
○蓮本一朗議員 結果として、虚偽に類するものを掲載し続けたことになりますし、それは議員の決議の中でうたわれている、事実をもって意見表明するという決議の精神にもとるものでありますので、これは議会の中だけでなく議会の外においても、意見を表明する際には事実をもって行わなければならないものであったにもかかわらず、情報の管理が不十分であったために、結果としてご迷惑をおかけしたという点について遺憾に思っています。
○
小林直樹委員 最後にしますけれど、先ほどから、議員としての責任はあった、遺憾である、誤解を招いてご迷惑をかけた、職責に抵触しているということを言っているんですけれど、それについては何らかの表明をするという気持ちはありますか。
○蓮本一朗議員 あります。
○
小林直樹委員 以上です。
○溝川幸二副委員長 私の言いたいことは、ほとんど皆さんおっしゃったので、陳情者の方にお伺いしたいんですけども、今の話を伺って、どう思われますか。
○柏 寿郎氏 蓮本さんの話を聞いて、大変ショックを受けております。蓮本さんのことを根拠にして陳情を上げたという自分の愚かさを非常に嘆かわしく感じますけれども、少なくとも蓮本さんの説明に関して言えば、一生懸命、真摯になろうという姿勢を私は感じました。石渡さんとはかなり違うなと、そこだけはすごく。
私が蓮本さんのブログを見たときに非常に感心したのは、三浦市民からは、たかだか5年間三浦に住んでいて何がわかるんだ、でも、私は――私はって蓮本さんが、私はいろんなしがらみがない、それを三浦市政に生かしたいんだということを言ったんですね。私はそれを見て、ああ、いいことを言っているなと思ったんですが、逆に、そのしがらみのなさが、蓮本さんに与えている情報提供者が非常に質の悪いやつ。これ、今川さんのことを言っているんじゃないですよ。全部知っているんです、この事実に関して、多分ね。ですけども、そういうことを全く気にせず蓮本さんにその情報を提供する。蓮本さんはそれを真に受けて、それが三浦市においては大変な質の悪い情報提供者だって、みんなは知っているけども蓮本さんだけは知らない。蓮本さんがそれを真に受けて、それを提供しているということに関しては、蓮本さん自身もそこは反省するべきだと思いますし、それから、一番の被害者であるのは、私も思うんですけど、社会福祉協議会だと。社会福祉協議会は、私ども市民のほうに、あそこにいたり、ここにいたり、どこにいるのかわからない組織じゃありません。引橋にちゃんとある組織。あなたが本当に真摯な対応をするとしたら、真っ先にそこの現場を訪ねて、謝罪から始まり、そして、あなたに伝えてきた非常に質の悪い情報者に関しては、もうこの関係は断ち切るべきではないかということを、さらにお伝えしたいと思います。
○溝川幸二副委員長 今、とても熱い情報をいただきましたが、私としては、もう皆さんお聞きになられていますけど、やはり何らかの意見を表明なさると今おっしゃられましたので、この件につきましては政治倫理条例にも反することがあると思いますし、同時に議会の品位を下げる行いであるかと思いますので、委員長にその辺を申し伝えて、私はこれで質問を終わらせていただきます。
○
出口眞琴委員長 この際、委員として発言をしたいと思いますので、委員長の職務を副委員長に交代いたします。
○溝川幸二副委員長 それでは、委員長の職務を執行いたします。
○
出口眞琴委員長 これまでの質疑の中でなんですけど、3番目、不明朗な会計をしている団体、社協さんだと思うんですけど、これ、蓮本さんが議員になる前から、この団体に補助金等どうのこうの、7,000万円というのは、そういう情報源って、最初から自分で調べて、この情報というのを発信されたんですか。まだ議員になる前から……。
○蓮本一朗議員 自分で調べました。
○
出口眞琴委員長 どのように調べたんですかね。
○蓮本一朗議員 市のホームページと社協で発行された資料を見ております。
○
出口眞琴委員長 それには、このようには書いてなかったんだよね。補助金、交付金とは書いてなかったよね、その情報には。
○蓮本一朗議員 語句の使用を間違えて、正しくは補助金、委託料、そのほかの科目を書くべきだったのですけれども、間違えて補助金、交付金と書いてしまったときがあります。
○
出口眞琴委員長 以前、議員をされていた方も、やめられたんですけど、やっぱりこの団体に対し同じような質問をしていた議員さんもいらっしゃいました。全く同じことなんですよ、追及が。そこの方とは関係ないというふうなことですよね。
○蓮本一朗議員 特に関係ありません。
○
出口眞琴委員長 それでは、引き続き委員長の職務を遂行いたします。
それでは、陳情の審査の途中でありますが、蓮本議員の件については別に協議を行う必要があると考えますので、私のほうから議長に各派代表者会議の開催について申し入れをしたいと思います。
したがいまして、この際、暫時休憩をいたします。再開時間につきましては、決まり次第、ご連絡いたします。
午後2時03分休憩
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―――――――――――――――――――――――――――――――――
午後2時58分再開
○
出口眞琴委員長 再開いたします。
この際、お諮りいたします。委員外議員であります蓮本議員から発言の申し出がありましたが、これを許可することにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、発言を許可いたします。
○蓮本一朗議員 ただいま、私の行いが発端となりまして陳情が出され、委員会での審査に至っております。委員会休憩中に開かれました各派代表者会議でご協議いただきました結果、この件につきましては、本会議におきまして発言の機会をいただくことになりましたことを、ここに申し上げます。
以上でございます。
○
出口眞琴委員長 それでは、蓮本議員には退席をしていただいて結構でございます。ご苦労さまでした。
[蓮本一朗議員 退席]
○
出口眞琴委員長 そのほか、質疑、ご意見等ございましたらお願いいたします。(「なし」の声あり) 他にないようですので、陳情者の方には退席をしていただいて結構でございます。ご苦労さまでした。
[陳情者退席]
○
出口眞琴委員長 以上で、陳情第17号の質疑を打ち切ります。